施主様のご要望
- 実家にある石材を使用したい。
- 既存のウッドデッキは、残したい。
- 既存の樹木は、すべて伐採したい。
- 新しく入れる樹木は、常緑樹をメインとする。
- 花木(小さいもの) を1〜2本考えている。
- 水道まわりも考えてほしい。
お庭のリフォーム工事です。
以前のお庭は芝が張ってあり、花壇スペース、一般的な水道がありました。
施主様のお父様は、お庭づくりが大好きだったそうで、三重県にあるご実家には、多くの石材がありました。
ご実家にあるたくさんの石材から、3tユニックにのる分だけ持ち帰り、作業に入ります。
ご実家の「思いを引き継ぐ」ことをテーマに、作庭させて頂きました。
施工前(玄関横スペース)
玄関横のスペースです。
施工後(玄関横スペース)
御影石の板石を縦に使い
地面の高さを上げて玄関前らしい雰囲気をだしました。
また、オブジェの様な石とヒメコブシを組み合わせました。
施工前
右側は、花壇スペースで上にバルコニーがあるので雨があたりにくく土が乾いています。
左側には水道があり、残りの部分は、芝とウッドチップでした。
施工中
ウッドデッキ以外をすべて撤去しました。
移植したアジサイや下草は、仮植しておきます。
もともと御影石のピンコロが土留めとして曲線に据えてあったのでそこも設計のヒントにしました。
運んできた石材を下ろします。
一つ一つ大きさ厚みが違うので、確認しやすいように並べます。
一番大きな石をウッドデッキまでの動線に使います。
その他の石もそれぞれに意味をもたせながら使用していきます。
施工後
右側の雨があたりにくい部分は、御影の細かい切石と洗い出しの組み合わせとしました。
すぐ横に和室があるので部屋から腰かけられるように高さも少し上げています。
左側にあった水道の位置は、そのままですが水受けを作り替えました。
ウッドデッキの足元を平板で隠したことがポイントです。
デッキからの眺め
御影の細かい切石のつながりも意識しました。
植栽スペースを少なくし草取りなどのお手入れをしやすくしました。
水受け
御影石を加工し、水受けを作りました。
左側には、バケツ等も置けるようにしました。
施主様が画家ですので、作業中の風景と施工の様子を描いて頂きました。
Profile
施工スケジュール | 2018年 1月~ 打ち合わせ 1月2月 既存の庭の解体・整地作業(2日間程度) *大雪の為、時間をあける 3月中旬 三重のご実家から石を選び運ぶ(1泊2日) 3月下旬 下準備作業 2日間(石の切断や加工) 現場作業 3日間 4月 完成 |
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施工面積 | 9㎡+2㎡ 合計11㎡前後 |
新規植栽樹木 | チャボヒバ H=2.0m ヒメコブシ H=2.0m |